バレーボールの流れは、基本的にレシーブからトス、アタックの3回以内で相手に返すことになっています。
攻撃の中には、レシーブから間を入れずアタックで返す、ツーアタックというものがあります。
これは、相手の意表をついて、相手のペースを崩すことができる攻撃のため、試合の流れを変えたいときに使えます。
またツーアタックは、ただ単に2回目で返すだけでは、攻撃としての効果がありません。
ある意味の頭脳戦になるため、ポイントをおさえておくことで、ツーアタックをする時に活かすことができます。
では、これからポイントを説明していきたいと思います。
バレーのツーアタックのポイント
Point1 相手の動きをよく観察することです。
ボールの流れがいいとき相手は、普通に攻撃をしてくると考え、その流れに沿って動こうと構えます。
しかし、ツーアタックで返ってくるとは考えていないことがほとんどです。
そのため、相手の動きを見ることで、意表を突くような攻撃を仕掛けることができるのです。
例えば、相手が強打で返ってくると構えているならば、ツーで手前にフェイントで落とす方法です。
このような場合には、弱いボールながらも1番の攻撃になるわけです。
しっかりと相手の動きやコート内を見て、判断できるように観察力をつける努力をしておきましょう。
Point2 ツーアタックでスパイクを打つなら、筋力とジャンプ力をつけることです。
ツーでスパイクを打つには、強靭な筋力と身体能力が求められてしまいます。
そのため、筋力が少ない人や身長が低い人には不向きです。
Point3 相手を惑わす動きをすることです。
レシーブからセッターがそのボールに入ると見せかけて、相手コートに落とすような流れを練習しておくといいでしょう。
しかし、セッターのツーアタックは前衛にいる時だけ参加できるため、様々なパターンでの練習をすることが必要です。
セッターではなく、他の人が上げる動きをして、そこからのツーアタックで返すという動きができるようになるはずです。
3つのポイントとは別に補足をしておきます。
ツーアタックをするためには、低いボールではなく、高いボールを上げる必要があることを頭の中に入れて、練習をしていきましょう。
まとめ
ツーアタックばかりしていると、相手にばれてしまい、意表を突く効果がなくなってしまうため、たまにすることがポイントです。
基本的にツーアタックは、あがったボールを相手の空いてるスペースに落とすことが目的の攻撃になるため、無理してスパイクや強打を打つ必要はありません。
先ほども言いましたが、相手を観察して、どこに落とすか、どのタイミングでツーアタックを使うかの頭脳戦になるのです。