バレーボールの試合中、上手くトスが上がらなかったらどうしよう、ミスしたらどうしよう、そう思ってしまいガチガチになってしまう。
そして思ったようなトスが上がらない。
そういうセッターの方は意外と多いかもしれません。
もちろん他のポジションの選手も、プレッシャーで本来のパフォーマンスができない人もいます。
ここではチームの司令塔となるセッターが、自分のメンタルが弱さを克服する方法についてお話しします。
セッターとしての責任感の重さ
バレーボールには普通、チームには監督やコーチ、そしてキャプテンがいます。
でも実際にボールを動かしているのはコート内にいる6人(9人)です。
そしてその中でゲームメイクをするセッターは、司令塔とも言われています。
そんな責任あるポジションの自分がミスしたらどうしよう、大変なことになる、そう思いがちです。
そしてそれがプレーを委縮させてしまい、より悪い方向へ向かってしまうのです。
もっと無責任になりましょう。肩の力を抜いて、頑張ったのに失敗したら「ごめんごめん」で済ませてしまいましょう。
そして「次一本!」です。
バレーボールはチームプレーです。
勝ったらみんなのおかげ、負けたらみんなの責任、なのです。
端的に言うと、足りないのは集中力です
人間の脳は、何かに集中する事と緊張する事を同時に行えないそうです。
目の前のボールに集中すれば、緊張はしないはずなんです。
ちょっと考えてみてください。
緊張してると感じるのはプレーの前です。
ボールが動き始めたら、拾う事、上げる事、打つ事に集中します。
その時は動くことに必死で、緊張してるなんて感じる余裕はないはずです。
なので、メンタルが弱いなと感じたら、結果を考えずにプレーに集中する事だけ考えてください。
その方が良いプレーができるんだ、と自分に言い聞かせてください。
そういう方向に気持ちを持って行くこと自体、初めは難しいかもしれません。
やはりいつも意識して集中することに努める訓練が必要だし、チームメイトに「集中!」と声をかけてもらうのも有効です。
練習でできないことは試合ではできない
普段練習で自分が納得くプレーができていないのに、試合でできなかったらどうしよう、と考えるのは矛盾と無理があります。
練習で自信をつけておけば、自然と緊張も少なくなるはずです。
練習であれだけの事は出来たのだから、そういう心の実績があってこそ本番の試合で普通にプレーできるのです。
バレーボールの試合で良いプレーができなかったら…、また練習を頑張ればいいんです。