初心者と経験者の練習方法は、基本的に同じようなことをします。
ですが、初心者は追いつくだけで精一杯になってしまいます。
そこで同じ練習の中でも、初心者に合った練習を組み込むことで上手くいくはずです。
初心者向けの練習方法
ステップ1 ボールに慣れるための練習。
バレーボールに慣れるためには、ボールを触る機会を増やすことです。
そのため、アンダーハンドやオーバーハンドをする前に、キャッチボールやボールを使って体を動かす練習をするといいでしょう。
練習方法は、1人1個ボール使っての運動です。
そのボールをおもいきり床に叩きつけ、上に跳ね上がったボールをキャッチさせます。
これは、いろいろな動きやどこかに飛んでいってしまうため、取るまで足や体をたくさん動かすことができます。
そしてもう一つ、2人1組でのキャッチボールです。
普通の片手でのキャッチボールから、両手でボールを投げるキャッチボール、両手でボールを持ち、床に叩きつけ合うキャッチボールをしましょう。
この時、初心者の子に相手に向かってボールを投げるんだということを、しっかり伝えるようにしてください。
ステップ2 オーバーハンドパスとアンダーハンドパスの基本を教える。
練習方法は、しっかりとオーバー、アンダーの姿勢や手の形を教えながら、パスをしてみましょう。
パスをする時は、ラリーではなく、あくまでキャッチさせてください。
そして、キャッチからのボールを相手に押し出す動作を行うようにしてください。
オーバーハンドなら、おでこの前でキャッチして、ヒザを使って押し出す。
アンダーハンドなら、低い姿勢でおへその位置でキャッチ、ヒザを使ってボールを投げる。
この時、腕が曲がった状態で投げてしまうと、腕を振ってレシーブをしてしまう癖がついてしまうと悪いため、気を付けて指導をしてください。
ステップ3 ボールの落下位置に入る練習
経験者は、普通にアンダーハンドを使ってレシーブの練習をしますが、初心者の子にはキャッチをさせて、レシーブの感覚やレシーブの姿勢、ボールを取る位置を覚えさせましょう。
この時、経験者グループと経験者(低学年)+初心者グループに分けて練習をしてください。
初めに経験者の子たちがレシーブしていることを見せることで、初心者の子たちの勉強にもなると思います。
この練習方法は、ステップ1・2の応用になります。
まとめ
初心者は、最初が肝心です。
最初がダメなら、その先もダメになる可能性の方が高いと思います。
そのため、指導は根気よくする必要がありますし、いかにバレーを好きになってもらえるかを考えていかなければいけません。