バレーボールのエースは、一番の得点源であり花形ポジションです。
ここでは、エースになるための3つのポイントと心得についてご説明していきます。
ポイント①得点力を身につける
エースの最重要ポイントは、チームで一番良いスパイクを打つことができることです。
レシーブそしてトスで繋いだボールをエーススパイカーが打って得点にする、これがバレーボールで一番理想的な形となります。
しかしここで気をつけたいことがあります。
「強いスパイクを打つことができる」ということと「得点力がある」ことでは、大きな違いがあるのです。
どんなに強いスパイクを打つことができても、それが得点に結びつかなければ意味がありません。
強いスパイクが最適な場合、ブロックを避けてソフトアタックで相手コートの穴を攻めるのがベストな場合、フェイントが有効な場合、試合中には様々な決断が必要になります。
強いスパイクが打てても、全てシャットされては意味がありません。
「打力」ではなく「得点力」これがエースに必要な能力です。
また、上手くブロックに当てて、もう一度立て直して攻撃するという方法も選択肢の一つです。
ポイント②監督・チームメイトから信頼されること
エースはチームの大黒柱です、監督やチームメイトに信頼されていなければいけません。
エースは常に「自分に任せろ!」という自信が必要です。
その自信は、監督やチームメイトに認められていないとただの空回りになってしまいます。
ボールを拾ってエースにトスを上げれば、何とかしてくれる、そういう意識をチームメイトが持つことが大切なのです。
それには、エースがスパイク力、そして状況に応じたスパイクを打つことができるスキルを持つことが必要です。
まずは練習、正しいフォームを身につけて基本のスパイクをしっかり打つことが第一歩です。
そして様々な場面で、適切なスパイクが打てるような練習を取り入れていき、「任せろ!」と言える自信をつけていきましょう。
ポイント③エースとしての自覚を持つこと・心得
バレーボールでエースになるには、まず自分のスキルを磨くことと、それを周りに認めてもらえることが大切です。
しかし、バレーボールはチームプレーであり、得点を稼ぐのはエースだけではないのです。
エースとして常にスパイクを打つ意識を持ち、自分にトスが上がってきたら絶対に何とかするというのがエースの心得ではありますが、自分だけにトスを上げろ、という意味ではありません。
試合を組み立てるのはセッターの仕事であり、クイックやバックアタックなどを駆使してポイントを上げていくのがバレーボールです。
そしてその流れの中で、ここぞという場面や苦しい場面にトスが上がってくるのがエースポジションです。
エースになるには、技術面ももちろんですが、苦しい場面でもポイントを稼ぐことができるメンタルの強さを鍛えることも必須となります。
練習を重ねて自信をつけ、大黒柱としてチームをけん引するエースを目指しましょう。