バレーボールのラリー中に、平行トスからのアタックが決まると、チームが一体となった充実感がありますよね。
ここでは平行トスからの攻撃を成功させるいくつかのコツをご紹介します。
平行トスとは？
平行トスとは、アンテナに向かってネット上部と平行に上げるトスの事です。
普通のオープントスのように大きく放物線を描くのではなく、低くて長目のトスという事になります。
バレーボールの試合で平行トスからの攻撃を成功させるためには、セッターとアタッカー両方の技術が必要になり、またコンビを合わせることも大事になります。
平行トスをあげるコツ
ネット上部と平行に上げるためには、セッターはなるべく高い位置でボールをとらえる事が必要です。
低い位置だと、ボールが平行に飛びません。
特に、背があまり高くないセッターは、ジャンプトスで上げるのがベストなので、苦手な方はまずそこから練習するといいでしょう。
なるべく高い位置でボールをとらえて、ボールの軌道を安定させるために逆回転気味のトスが理想的です。
低く長めにパスを安定して飛ばすには、手首をうまく使う事が必要になります。
そして、距離感や高さの感覚を体で覚えていきましょう。
また、安定したトスを上げるには、体をボールをとらえた方向のままではなく、トスを上げた方向に体を向ける事が大切です。
これは平行トスだけではなくすべてのトスを安定させる大切な技術ですので、セッターは意識して練習しましょう。
平行トスを打つコツ
バレーボールのオープンアタックは、高さとパワーで攻めるのが王道ですが、平行トスからの早い攻撃はスピードとテクニックが決め手です。
うまくタイミングを合わせることによって、ブロックを外して打つことができるのです。
平行トスを打つ時は、セッターがトスを上げた瞬間に助走を開始しないと間に合いません。
なので、なるべく自分がボールを取らない時に平行トスを要求した方がいいでしょう。
思ったよりもボールが短かったり長かったりすることもあります。
そういう時は最後の一歩で調整できるように、タイミングを計りましょう。
セッターとアタッカーの信頼関係が大事
バレーボールは、一人の意思だけでは何もできません。
自分が打ちやすいトスを上げてもらうためには、セッターとの話し合いが必須です。
セッターは、アタッカーに打ってもらいながらアドバイスをもらったり、お互い試行錯誤しながら作り上げていきましょう。
アタッカーの癖を読んだり、そのアタッカーの好きなトスを上げる事が、バレーボールのセッターの醍醐味かもしれません。