スパイク攻撃には、オープン攻撃やクイック攻撃があります。
その中でも、バックトスを用いてのクイック攻撃(Cクイック)は、相手の読みを惑わせることやレシーブを崩すことができる攻撃になります。
そこで、バックトスとクイック攻撃を成功させるためのポイントについて説明していきます。
バックトスとクイック攻撃を成功させるポイント
Point1 バックトスを上手くあげることです。
バックトスとは、セッターが前方向を向いたまま、後ろ側にトスをあげる動きになります。
これは、正面でのトスとは違い、見ることの出来ないところへトスをあげるため、慣れやコツをつかんでいないと少々難しい動きです。
そのため、トスをあげる位置の予測とタイミング、ハンドリングが大切になります。
上手くあげるためには、何度も何度もバックトスの練習をすることです。
この時、手首の返し方を入念にチェックしながら練習をすることと、手首のストレッチをしっかりすることも、ハンドリングをうまくするためのポイントになります。
また、バックトスをあげる時に、あげる(スパイク)位置で、声を出してもらったり、手を叩いてもらいながらのトス練習をしてみてください。
繰り返しの練習で、バックトスの感覚をつかむことができるようになります。
Point2 セッターとアタッカーの息を合わせることです。
バックトスができるようになっても、タイミングを合わせられない限り、トスからのクイック攻撃は成功しません。
そのため、セッターやアタッカー、お互いが声を出し合いながらの練習をしましょう。
声を出し合うことにより、自分から見えない位置にトスをあげるセッターのリスクを軽減できることと、アタッカーとのコミュニケーションが取れるようになります。
そのため、セッターとアタッカーのタイミングが合うことで、クイック攻撃の成功につながっていきます。
また、トスをあげた後、自分の上げたトスの位置を確認するようにしましょう。
確認をすることで、上げる位置の確認やアタッカーが、クイックに入るタイミングも把握できるようになるはずです。
但し、練習の時だけ声を掛け合うようにして、試合の時は絶対に、声掛けをしないようにしてください。
まとめ
バックトスからのクイックは難しいですが、ひたすら練習することで上手くできるようになり、自分たちの持ち技にもなります。
また、バレーをする中で、攻撃のレパートリーが増えるため、攻撃のタイミングや組立てをしっかりすることにより、チームの攻撃力があがること間違いなしでしょう。
バックトスをマスターして、技術と能力を向上させていきましょう。