高校バレーは、中学までとは違い、技術面の向上はもちろん、試合場面で戦略を考えることなどの能力を必要としてきます。
そのため、基本練習よりも応用練習やスピードバレーに対応できるような練習に重点を置くようにした方がいいでしょう。
そこで、指導のポイントを説明していきたいと思います。
目次
高校生への指導ポイント
高校まで来ると、バレーの基本や体づくりはある程度できているはずです。
しかし、スキルアップを目指すのであれば、今まで以上に筋力トレーニングにも力を入れるようにしなければいけません
1つ目のポイントとしては、栄養指導と必要な筋肉を鍛えることをしっかりと指導することです。
バランスよく筋肉を鍛えず、必要ではない筋肉を鍛えてしまうことで、ジャンプ力がなくなったり、体のどこかに故障が出てきてしまい可能性があるため、気をつけなければいけません。
また、栄養が偏ってしまうことで、筋肉を作るための必要な栄養が足りず、いくらトレーニングをしても、筋力づくりが上手くいかなくなることもあります。
2つ目のポイントは、練習の時によく動かすことです。
高校バレーになってくると、スピードのあるプレーや攻撃が増えてくるため、日ごろから動くように心がけなければ、最低限度のレベルにも追いつくことができなくなってしまいます。
動く意識と瞬発力の向上を目指していきましょう。
そのため指導者は、ワンマン(指導者+ 部員1人)やスリーメン(指導者+部員3人)のような、一人一人がたくさん動ける、動かせられるような練習を組み込む必要があります。
ボールを使わない練習では、ダッシュなどの走り込みも効果的だと思います。
3つ目のポイントは、実戦練習で直接動きを見て、全体に指導をすることです。
一人一人への指導も大切ですが、高校まで来ると、移動攻撃やおとり攻撃など、チーム全体で攻撃を組み立てていくことが必須になります。
そこで、実戦練習を通して、チーム全体に対する指導が必要になってきます。
一人の動きに対して他の人はどうあるべきかなどを、明確にしていかなければいけません。
しっかり考えを伝えるようにしてください。
また、メンバーの声、意見や質問をしっかり聞いてあげ、自分の意見だけを押し付けないようにしましょう。
まとめ
高校ともなると、小学や中学と違って、実践においた指導や自分たちで考えるバレーを教えていくことが第一になります。
あくまで指導者は、技術向上のための指導と技術、動きの修正をしてあげるような役割になります。
信頼関係が大切ですので、コミュニケーションを取りながら指導にあたるようにしてください。