中学生のバレーの指導は、小学生と違い、練習が実践的なものになります。
また、ルールも変わるため、混乱しないようにしっかりと伝達しなければいけません。
そこで中学生のための指導のポイントを説明していきます。
中学生のための指導ポイント
中学生は小学生とは違い、筋力トレーニングによる体作りにも、重点を置くようにすることが1つ目のポイントになります。
小学生とは違い、中学生の男子と女子では、筋肉のつき方に違いが出てきます。
そのため、それぞれに合ったトレーニング方法や量を考えていかなければいけません。
メニューとしては、腹筋や背筋、腕立て、ふくらはぎの筋力アップをメインに筋力トレーニングの内容と量を考えて下さい。
2つ目のポイントは、基本の動きを確立させることです。
小学生からバレーをしている子は、ある程度の基本はわかっています。
中には、中学生からバレーを始める子もいるため、しっかりと基本を指導しなければいけません。
しかし、初心者のこと同じ練習内容になった時、基本がわかる、できるからと言って練習を適当にする子がいたり、練習意欲をなくしてしまう子が出てきてしまう可能性もあるので、気をつけながら指導していきましょう。
中学生で、基本をしっかりと確立しなければ、上手くもならないし、強くもなれないということをしっかりと話をすることが大切です。
小学生で学んできた基本が曖昧なまま、練習をやっていることもので、気づいたときにしっかりと修正してあげることが中学生の指導において、やるべきことなのです。
小学生はフリーポジションでローテーションやポジションへの移動がありません。
しかし中学生からは、ローテーションがあるため、自分のポジッションへの移動する動きが加わります。
この動きを練習の中で教えていくことが3つ目のポイントです。
アウトオブポジションなどの反則が出てくるため、ここでしっかりとローテーションに関するノウハウを教えていかないことには、試合が成り立たなくなってしまいます。
指導者は、技術面の指導と同時にルールも教えていくことが求められます。
まとめ
中学生のバレーにおいて、技術面の指導がもちろんメインになります。
しかし、体ができてくるこの時期に、筋トレを本格的に始める必要もあります。
中学生の指導は、基本と応用の2つを指導していかなければいけません。
短期間でチームを作ることも求められますが、この先のバレーに対するフェードアウトを防ぐためにも、根気よく、周りをよく見ながら、地道に指導をしていくことも重要になります。