バレーボールで、初心者から世界レベルのチームまで一貫して言えることは、声掛けが大事だという事です。
つまり、バレーボールをする人は全員、声掛け、声出しの習慣をつけるべきだということになります。
声掛けの重要性
バレーボールの試合は、ボールが動いている間はずっとボールを見ていなければなりません。
周りの動きを見るのはほんの短い時間で、その間に周りの状況を把握しないとボールを見失ってしまうことになります。
だからこそ、自分のいる場所や状態を声に出して伝える必要があるのです。
例えば、アタッカーが誰も声掛けをしないとします。
セッターはどのアタッカーにトスを上げたらいいのか分かりません。
レシーブをするときもお互い声掛けをしなければ、真ん中に落ちるかぶつかるか、どちらかになってしまいます。
バレーボールは味方同士がコートの中でボールをつなぐスポーツです。
だからこそ、声掛けはとても大切なことなのです。
声を出す習慣づけ
声を出せ!と言われても、初めは何を言っていいか分かりません。
まずは対人パスで自分にボールが来た時に毎回「はい!」と言ってみましょう。
対人なので自分が取るのは当然なのですが、これがボールを触る時に必ず声を出す癖付けになるのです。
声を出さなければいけない、と思うのではなく、自然と声が出るようにしてしまうのです。
そうすれば、バレーボールの試合中でも、自分がボールを取ろうとした時に自然と掛け声が出るようになります。
アタック練習やシートレシーブを、自分以外の選手がやっている時でも、声をかけるという事が大切です。
「ナイスキル」「ナイスレシーブ」「おしい」「どんまい」何でもいいのです、その時自分が感じたことを素直に声に出しましょう。
そしてそれが、実際のバレーボールの試合中に効果を発揮するのです。
コート内の選手はもちろんですが、ベンチの選手も同じです。
自分たちがプレーしていても、ベンチが黙っていたり雑談をしていたらチームワーク以前の問題です。
何をしても声がないチームと、いつも声かけがちゃんとできてるチーム、どちらが良いチームか歴然としていますよね。
意思を伝えることも重要です
味方の選手への声掛けには、もう一つ大切な事があります。
それは、自分のこれからとる行動や気持ちを伝えるという事です。
自分と隣の選手の間にボールが来た場合、2人で同じタイミングで「はい!」と言ったとします。
その場合それだけだと、お見合いしてしまうかぶつかってしまいます。
その後にどちらかが「頼む!(お願い!)」か、「取るよ」と宣言してくれたら、スムーズにボールを繋げることができます。
これも普段のチーム練習の時から必ずやるように、声が出ていないと思ったら「声出せ!話せ!」という声掛けで盛り上げてくださいね。