バレーボールで思ったようにアタックが決まらない、頑張って練習しているのに、望むような結果が出ない。
そんな時は自分のフォームを見直してみることが大切です。
自分ではわからない悪い癖
スポーツ全般に言えることですが、バレーボールでも基本の動作はとても重要です。
プロスポーツの世界では、個性的なフォームでプレーしている選手もたくさんいます。
でも、そういう選手たちも一番初めは基礎のフォームから学んでいるのです。
そしてそれをマスターし、そこから独自の工夫で独自のスタイルを確立しているのです。
バレーボールだけではなく、あるレベル以上のスポーツ選手なら、個人コーチやトレーナーなどがつきます。
そして体調管理からフォームの分析などもやってくれますが、一般人はそうはいきません。
まず初めに自分でできることは、鏡の前でいつもやっているのと同じフォームを作ってみる事です。
レシーブのフォームなら、思ったよりも腰が落ちていない、腕が曲がっているなどすぐに気づきます。
静止した状態ならそこで気がつきますが、動いている時は自分ではわかりません。
そこはやはり、チームメイトに見ていてもらうしかないでしょう。
複数の選手に見てもらって、言いたいことを言ってもらいます。
この時一人の選手だと、独断が入るので複数の選手に見てもらうのが理想です。
フォーム改善はなかなか難しい
自分のフォームの悪いところが分かっても、長い間自然とその形でバレーボールをプレーしてきたのですから、すぐに直せるものではありません。
正直、直さなくても何とかなる場合もありますが、無理なフォームは怪我をしやすく危険な場合もあります。
正しいフォームで練習を重ねるというのは王道ですし必須ですが、なぜそのフォームになってしまうのか、原因を考えることも重要ポイントです。
もしかしたら、根本原因を見つけることによって、バレーボールのフォーム改善がよりやりやすくなるかもしれません。
例として、アタックを打ってもブロックにかかりやすい場合
例えば、背が高く腕が長いのに、アタックがブロックにかかりやすい人がいるとします。
まず、なぜブロックにかかるか、見たところ打つ瞬間腕が曲がっています。
腕が曲がっているので打点が下がり、最高点でボールをとらえられていないのです。
腕が曲がっていると、力をいくら入れても伝達が上手くいかず力強いアタックにならないという欠点もあります。
そしてなぜ腕が曲がっているのか、ジャンプが遅いから、なぜ遅いのか、トスの落ち際にボールを打っているから、一歩目が遅いから…
このように、そもそもどこが間違っているのかの原因が見えてきます。
アタックだけではなく他のプレーも、根本原因を直すと自然とフォームも改善されるケースもありますので、検討してみる価値はあるはずです。